ガラスと防音

 音とはひとことで言うと空気振動のこと。ある物体が振動して空気に波を作り、それが空気中や物質を伝わって耳に届いたとき音として聞こえるわけです。 耳障りな音も心地よい音も、すべて空気振動によって発生する現象なのです。
 音は空気振動の波が大きいほど強く、小さいほど弱くなります。このエネルギー(音の大きさ)をあらわす単位がデジベル(dB)。また空気の波が 一秒間に振動する回数が多いほど高い音となり、少ないほど低い音となります。これを周波数といい、ヘルツ(Hz)で表します。私たち人間の耳には、dBの場合、低い音ほど聞こえにくく、 高い音ほど敏感に聞こえるという特性があります。暮らしに入り込む騒音を減らすためには、まず音のエネルギー(dB)の到達を下げる工夫をすること。 そして、よく聞こえて内容も判断できてしまう音域の音をどう防ぐかがポイントとなります。

4.JPG

 
 もう一つ,忘れてはならないのが音の伝わり方。大きく分けると二種類あり,一つは空気中を伝わって聞こえる「空気音」。もう一つは壁や床などを伝わって聞こえる「固体音」。 2種類が混ざった音もあり、種類によって防止策も違います。より効果的な防音対策を立てるために、まず暮らしの中の気になる音、防ぎたい音の種類を把握しましょう。
■「空気音」と「固体音」
【空気を伝播してくる音】 【空気音が通り抜けやすい音】
・道路騒音
・飛行機の音
・人の話し声
・楽器の音 など
・窓、サッシ、ドアやその隙間
・換気扇の開口
・床換気口
・薄く軽い壁・天井 など
【固体を伝播してくる音】 【固体音が通ってくる場所】
・上階の足音や落下音
・ドアの開閉音
・排水や給水の音
・エレベーターの運転音 など
・床・壁などの建物
・パイプスペースの配管
【空気、固体伝播の混合音】  
・トラックや電車など重量車通過音
・エアコン室外機の運転音
・洗濯機の運転音
 
 住まいの防音対策としては、まず隙間が少なく高い気密性が確保されていること。空気音はまず隙間から出入りするのです。 床、壁、天井など断熱性能を上げるために気密性を確保しますが、これは防音にもプラス。その上で空気音が通り抜けにくい 材料や仕組みで構成しましょう。弱点は窓やドアの開口部。ここの対策が住まいの防音を左右します。
●暮らしに合わせて窓ガラスを選ぶ
一枚ガラス
一般にガラスは厚くなるほど遮音性能が高くなります。ただし特定の周波数で遮音性能が低下する「コインシデンス効果」という現象に注意が必要です。
ペアガラス
もともと[ペアガラス]は断熱を目的として生まれたガラスで、遮音効果を追求したものではありません。また[ペアガラス]特有の現象として「共鳴透過」が発生しますが、この現象は外側と内側の厚さの異なるガラスを使うことで減少できます。
防音合わせガラス
遮音効果で選ぶなら、2枚のガラスの間に防音中間膜をはさんで加工した(防音合わせガラス)高気密サッシと組合わせて使うことで、コインシデンス効果による遮音性能の低下を抑え、人間の耳が敏感な音域で高い遮音性能を発揮します。
価格・かんたん見積もりはこちらをクリック!
二重窓
今ある窓の内側に、もう一枚窓を取り付けると、約35dBの音をカットすることができます。さらに、断熱性能は一枚ガラスの約二倍。騒音だけでなく、冬の寒さも寄せつけません。
ばーちゃる実験室はこちらをクリック!
コインシデンス効果とは?
コインシデンスとは一致するという意味で、ガラスが特定の周波数で振動し、結果的に遮音性能が低下する現象。ガラスが薄いと高い周波数で、厚いと低い周波数で発生します。
●3ミリ厚のガラス=4000Hzで発生
●5ミリ厚のガラス=2400Hzで発生
●6.8ミリ厚のガラス=1765Hzで発生
共鳴透過とは?
2枚のガラスが中空層を介して共鳴する太鼓張り現象によって、一定の周波数で遮音性能が低下する、ペアガラス特有の現象。
250?400Hzの低音域で発生します。
透過損失(遮音性能)とは?
壁・窓ガラス・床など、さまざまな材料の遮音性能を示すのは、その部材を通過する際に音がどれだけ失われるかを表す透過損失という値、単位はデジベル(dB)で、この値が大きくなるほど遮音性能も高くなります。
価格・かんたん見積もりはこちらをクリック!



ページトップへ

Copyright ©1990-2014 九州板硝子工事協同組合. all rights reserved.